右肩関節唇損傷で2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(25)が、今季中に1軍カムバックする可能性が出てきた。7日に千葉・鎌ケ谷でのアマ交流戦、社会人セガサミー戦に先発。5回を単打のみの3安打で無四死球、無失点に抑えた。5回1失点だった前回8月27日イースタン・リーグの西武戦に続く好投、内容と結果で復調の兆しを再度アピール。栗山監督ら首脳陣が1軍昇格を本格協議する段階まで突入した。
希望の光がさらに強く、ともった。長いリハビリ生活、アクシデントとの格闘に一区切りをつけるメドがついた。社会人相手とはいえ、5回をリズム良く55球でまとめた。3度も得点圏に走者を背負ったが、丹念にスコアボードに「0」を並べ切った。直球の最速は138キロ。斎藤は「100%ではない」とやや不満ながらも、秘めた手応えを明かした。「1軍で投げるという段階に関しては、なくはない」。微妙な言い回しだが、自らゴーサイン間近との感触を得た。
栗山監督は9月に入り「斎藤のことが気になっている」と昇格検討を示唆。水面下で2軍首脳陣と意見交換を重ねている。斎藤も調整登板では直球とスライダーに限定していたが、配球を実戦モードへチェンジした。前回西武戦からツーシーム、フォークの持ち球を解禁。この日も特長である要所での強さをアピールした。斎藤は「求められて(1軍へ)行きたいのがベスト。来年のために、という登板なら行く必要がない」と戦力としての再起を宣言できるまでになった。表舞台に戻る佑ちゃんが、現実味を帯びてきた。【高山通史】



