<オリックス0-0楽天>◇9月30日◇京セラドーム大阪
楽天は引き分けに持ち込んだが、球団ワーストタイとなる3試合連続無得点に終わった。オリックス金子の前に9回で11三振。2番手以降の投手にも抑えられた。これで、リーグ優勝を決めた9月26日の西武戦の8回から32イニング連続無得点。「優勝ボケ」と頭を悩ましていた星野仙一監督(66)は、目覚められない打線に「いかに(選手の)気持ちが大事かというのがわかる」と疲れ切った表情で話した。
それでも収穫はあった。この日、銀次を「3番左翼」で起用し、攻撃的オーダーを組んだ。これまでDH起用のジョーンズは2試合連続で一塁で出場。早くも、日本シリーズを意識した布陣だ。まずは10月17日からのCSファイナルステージ突破が条件だが、仮に日本シリーズ進出の場合、セ・リーグの本拠地ではDHが使えない。ジョーンズを一塁に回せば、一塁手の銀次を外すことになる。だが、打率3割を超える銀次を外せば、得点力は落ちる。「左翼銀次」は攻撃力を生かすための措置と言える。
攻撃的布陣は不発だったが、銀次は1回、糸井の飛球を無難に捕球した。銀次の外野について、星野監督は「いろいろ使うよ。野球選手だもん」と話し、日本シリーズ仕様かと問われた仁村チーフコーチも、否定せずにニヤリと笑った。初の日本一へ、準備にぬかりはない。【斎藤庸裕】




