戦列復帰へ、また1歩前進した。左手第5中手骨の亀裂骨折で離脱中の日本ハム中田翔内野手(24)が9月30日、QVCマリン室内練習場で2日連続のフリー打撃を敢行した。栗山監督が直々にチェックに訪れる中、約30分間バットを振り続けた。「怖さはそれほどない」。納得がいかなかった時には大きく舌打ちするなど、感情をむき出しにしながらも、感触を確かめた。

 札幌市内の病院で2日に再検査後、最短で同日オリックス戦で即出場する見込み。最後の最後でタイトル争いに食い込む可能性が出てきた。リーグ本塁打トップは、チームメートのアブレイユの31本。負傷離脱中だが、いまだ2位の28本で逆転での初キングが視野に入る位置にいる。不動の4番で起用し続けてきた栗山監督は「(中田が)いないとチームも落ち着かない」と、早期復活を心待ちにしている。

 横田チーフトレーナーは「投手に対してのボールの感覚はまだ」と課題は明確。この日は固定している装具に当たるのを気にして、グリップがないバットでの試運転と、まだ万全ではない。中田は「不安定だったけど、滑って気になるからね」と対応し、急ピッチで復帰準備を整えている。ぶっつけ本番でカムバックを狙う。【田中彩友美】