日本野球機構(NPB)が常設した日本代表の小久保裕紀監督(42)の就任会見が9日、都内で行われた。17年に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで3年半の長期契約にサインした。

 小久保ジャパンの初陣を支えるコーチ人事も着々と進んでいる。元巨人ヘッドコーチで06年第1回WBCで投手コーチを務め、昨年15U(15歳以下)のアジア大会で日本代表を指揮した鹿取義隆氏(56)が投手コーチを務めることが濃厚で、NPB関係者は「(鹿取氏は)有力候補。(発表は)すべての陣容が固まってから」と話した。小久保監督は「指導者の経験とか国際試合の経験が豊富な方、という選択にはならないと思う。一緒に成長していければ」とも話しており、鹿取氏以外は監督に世代の近い40代の若いコーチを招く予定だ。