<コナミ日本シリーズ2013:巨人1-5楽天>◇第3戦◇29日◇東京ドーム

 楽天が藤田一也内野手(31)、銀次内野手(25)の連続適時二塁打で「日本シリーズ男」の杉内の攻略に成功した。牙城を崩したのは、2番藤田だった。2回2死満塁、低めの直球を左中間にはじき返し、先制の2点適時二塁打。試合の行方を大きく左右する先取点を奪った。「チームメートが回してくれたので、魂で打ちました」と“合言葉”で殊勲の一打を振り返った。

 畳み掛けたのは、3番銀次だった。藤田の先制打でスタンドが沸く中、二、三塁から右翼フェンス直撃の2点適時二塁打。藤田がつなぎ、銀次が決める「楽天スタイル」で4点を奪って、2回途中で杉内をマウンドから引きずりおろした。「ここで打ったら、うちに流れが来ると思って。集中して、しっかり踏み込んで打てた」と難敵攻略に笑顔を見せた。

 ダメ押し点も、藤田のバットが起点だった。8回1死から右前打で出塁。銀次、ジョーンズの連打で、5点目のホームを踏んだ。2回に4点を先制したが、3回以降は無得点。次の1点を奪ったチームに流れが傾きそうな展開で、1度握った主導権を離さなかった。お立ち台に上がった藤田は「日本一になれるように、東北楽天のファンのために頑張ります」と誓いを立て、ファンの歓声を浴びていた。