<コナミ日本シリーズ2013:巨人1-5楽天>◇第3戦◇29日◇東京ドーム
巨人先発の杉内俊哉投手(33)が、2回もたずにKOされた。1回1死一、二塁はジョーンズ、マギーを連続三振で切り抜けたが、2回は歯止めが利かなかった。安打と四死球で2死満塁となり、2番藤田への3球目は137キロの直球だった。コースはやや外、低めで優しいボールではなかった。だが思い切り踏み込んではじき返された打球は、球足鋭く左中間を割った。
続く銀次は、ぼんやりとした軌道のスライダーを見逃してくれなかった。右越え二塁打で2者生還を許した。ジョーンズに四球を与えると、原監督が降板を告げた。1回2/3で被安打6の4失点。56球で終わった。試合後は「何もないです」と何度も繰り返した。
昨年ノーヒットノーランを達成した楽天戦。1年後、力関係は逆転していた。食い込みの甘いクロスファイアにおくせず踏み込まれ、攻め手がなくなった。「大量失点だけは注意して、粘り強く投げる。流れを持っていきたい」と意気込んでいたが結果は最悪だった。FA移籍2年目の今季は年間ローテを守ったが、力でねじ伏せる本来の姿は戻らなかった。不完全な状態で抑えられるほどパ・リーグ王者は甘くなかった。



