楽天が王手をかけて臨む日本シリーズ第6戦を前にした1日、10月31日に日本テレビ系で放送された第5戦の仙台地区(ミヤギテレビ)での平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)が44・1%だったことが判明した。瞬間最高視聴率は57・8%。同地区では第3戦(29日)を除き、連日40%以上の視聴率を記録しており、エース田中将大投手(25)が登板し、TBS系で放送される今日2日の第6戦では平均で50%超えの可能性も見えてきた。
初の日本一に王手をかけた楽天の本拠地、仙台の盛り上がりを、テレビ視聴率も証明していた。仙台地区では第1戦で41・2%、第2戦で40・2%と2夜連続で40%超え。第3戦は楽天が序盤の2回に打者一巡で4点を先取した影響か、32・6%とダウンしたが、シーソーゲームとなった第4戦は40・3%と再び40%台に。第5戦では44・1%まで数字を伸ばした。地区こそ違うが、関東地区では今年、全番組の最高視聴率がTBS系ドラマ「半沢直樹」の最終回で記録した42・2%。それをも上回る盛り上がりが今、仙台にはある。
プロ野球人気の低迷が叫ばれ、シーズン中は地上波でのテレビ中継が少なくなったが、今年の日本シリーズは、楽天の初進出や田中の連勝記録など話題が豊富なことから、全国的に注目を集めている。関東地区でも23・6%を記録した第5戦は、関西地区21・6%、名古屋地区25・8%。本拠地の比較においても、昨年の日本シリーズ(巨人-日本ハム)よりはるかに数字は高い。
第6戦に関しては、さらに数字が伸びる3つの要素がある。(1)楽天初の日本一をかけた戦い(2)田中がシーズン、ポストシーズンを通して無敗の31連勝で終えるか(3)来季メジャー移籍が有力な田中の日本でのラスト登板になるかも…。
過去20年の日本シリーズで視聴率が50%を超えたのは、06年に日本ハム-中日戦の札幌地区で記録した52・5%など計3回。田中が勝ち切り、「仙台の皆さんの前で宙に舞いたい」と願う楽天星野仙一監督(66)の夢がかなえば、視聴率50%超えも現実味を帯びてくる。




