<コナミ日本シリーズ2013:楽天2-4巨人>◇第6戦◇2日◇Kスタ宮城

 エース田中を援護できなかった。楽天は2回に相手の失策も絡んで2点先制したが、2得点だけでは巨人相手には安全圏とはならなかった。先に王手をかけながら、初の日本一はお預け。それでも、会見場に現れた星野仙一監督(66)は終始、優しい口調で「菅野が良かった。相手を褒めるしかないよ」と振り返った。

 頼みのクリーンアップが機能しなかった。第5戦まで銀次、ジョーンズ、マギーの3人が、合計3割4厘の打率を残していたが、この日は菅野、山口、マシソンの前に11打数無安打。完璧に封じられた。特に菅野の前には緩急にやられた。警戒する球種だったフォークは106球中わずか7球。その一方でカーブを勝負球、カウント球として多投され、第2戦よりも球威のあった直球とのコンビネーションでタイミングをずらされた。4番ジョーンズは「前回とは攻め方が違った」と、前回と異なる配球にうなだれた。

 無安打のクリーンアップに星野監督は「そういう時もあるわな。それだけ、菅野が良かったということ」と脱帽するしかなかった。8回、9回はともに3者凡退。淡泊にゲームセットを迎えた。今季の逆転勝ちはリーグトップの36度を誇る粘り強さも、この日はすっかり影を潜めた。

 今日3日の第7戦は先発の美馬を始め、投手陣は総力戦で臨む。「泣いても笑っても最後だから。引き分けはないだろう。決着をつけてくれる。選手は期待に応えてくれるでしょう」と星野監督。日本一をかけた最終決戦となる。「勝つ!」と力を込め、勇ましく球場から引き揚げた。【斎藤庸裕】