佑ちゃんがキャンプ第1クールを、収穫いっぱいで締めた。沖縄・国頭での秋季キャンプ第1クール最終日の2日、日本ハム斎藤佑樹投手(25)が、初のシート打撃に登板した。ブルペンで入念に肩を慣らした後、3人中2番手でマウンドに立った。気温24度、湿度88パーセントと熱気ムンムン。栗山監督の熱視線も浴びながら打者6人に、本番さながらの舞台で腕を振るった。

 結果以上に手応えは十分だった。1死二、三塁のケースで最初の打者、鵜久森への初球を左翼席へ運ばれた。思わず顔をゆがめ、その後も連打を浴びるなど、1本塁打を含む4安打。それでも「ブルペンと同じボールを出せるようになってきた」と実戦形式のマウンドで好感触をつかんだ。栗山監督も「それなりに良いところもたくさんあった」と評価した。

 全力投球で上々の区切りを迎えた。来季を見据えて歩み出している秋季キャンプ。「僕が入ってからの日本ハムのキャンプの中で1番キツイ」と既に疲労困憊(こんぱい)気味も、充実感に満ちている。目線の先には、右肩関節唇損傷からの完全復活を懸けた来季。佑ちゃんが着々と前進している。【田中彩友美】