中日の契約更改は、2日目の6日も大減俸の嵐が吹き荒れた。12年ぶりBクラスに沈んだ落合博満GM(59)の信賞必罰査定に基づき、初の減額制限超えで1億1600万円ダウンとなった吉見を筆頭に、和田も17年目で最大の8000万円ダウン。さらに浅尾ら看板選手が軒並み大幅減俸となった。FA権保持の森野は2年契約で現状維持も、10人が更改してアップは岩崎と松井雅の2人分を合わせた270万円だけという超厳冬だ。

 落合GMと並ぶ交渉役の西山球団代表は、ダウン続出に「ご本人がそれだけのことをしていないということ。やらなければ誰でも下がる。やれば誰でも上がる。僕ら(落合GM)がやってる限りは」と説明した。7人が更改した5日の初日もアップは武藤1人の400万円増だけ。荒木の6800万円減をはじめ、大減俸の嵐が吹いた。2日間17人の更改をトータルすると、アップは3人の670万円に対し、ダウンは10人で3億6425万円。このうち減額制限いっぱいの更改が4人で減額超えも1人。退団した井端の今季年俸1億9000万円を加えると、5億4755万円を削減した計算になる。