超巨大助っ人候補がやってきた。ソフトバンクの入団テストを受ける216センチ右腕ローク・バンミル投手(29=レッズ傘下3A)が11日、宮崎入りした。入団すれば球界史上最長身選手の誕生だ。

 ナインも目を丸くする大きさだった。身長216センチ。バンミルはアイビースタジアムの外壁に設置してあるバスケットリングに、ひょいと手をかけてみせた。175センチの大隣が思わず漏らした。「デカッ」。

 明日13日からのテストを前に来日。さっそくサブグラウンドでキャッチボールを披露。「セールスポイントは背の高さを生かした真っすぐ。最速は150キロ」と笑う。米国のサイトには最速99マイル(159キロ)を出したという情報もある。日本球界での最高身長は208センチ。メジャー昇格すれば、大リーグでも最長だったバンミルの武器は、まさに2階から投げ下ろす未知の角度の球だ。

 8歳までは柔道もやっていた。「いつも同世代の30センチ以上背が低い人とやっていたので、勝っていた。背が大きすぎるからやめて野球を選んだんだ」。10歳で170センチ、12歳で185センチ、14歳で201センチ…。17歳で215センチにまで成長したという。

 今春、WBCオランダ代表として来日した。「内川に会って、このチームに居るんだと思った。もちろんWBCでの活躍を覚えているよ。日本はいい野球をやるし、日本戦で投げなくてよかったと、ベンチから見て思った」。日本のスモールベースボールを肌で感じている。打者相手に3カ月以上投げていない不安は残るが、オランダの室内で3週間前からブルペン入りするなど状態を上げている。

 レッズ傘下3Aで今季は抑えを務めていたという。五十嵐、千賀、柳瀬と揃うブルペン陣だが、200センチのファルケンボーグや金沢が抜け万全ではない。216センチのバンミルから左サイドの森福や右下手の山中への継投で相手を惑わすことも可能だ。テストは19日まで。日本球界最長身助っ人は誕生するだろうか。