<アジアで羽ばたけ

 楽天秋季キャンプ:15日シリーズ開幕>

 国際舞台で一皮むけようとする若手がいる。3年目の榎本葵外野手(21)だ。秋季倉敷キャンプ4日目の11日、アジアシリーズへ向けて「打撃、守備、走塁、全てでアピールしたい。チャンスだと思います」と目を輝かせた。テーマを持って臨むつもりだ。「とにかく、結果を出す。練習と実戦は違う。思い切ってプレーすることで出る課題がある。それが、オフの課題になる」と明快に続けた。

 今季は、8月25日ロッテ戦でプロ初打点となるサヨナラ二塁打を放った。だが、出場は13試合にとどまり、打率は1割を切った。昨季の成績を下回ってしまった。「外野手争いは激しいですね。レベルが高い。なんとか、入っていけるようにしたい」と冷静に言った。聖沢、岡島、枡田、牧田、中島、森山。外野手の先輩たちとの競争に勝つためには、アジアシリーズを踏み台にしたい。

 国際試合は中学3年の夏以来となる。シニアリーグの日本代表として、ベネズエラで3週間を過ごした。「ご飯が合わなくて。シャワーもタンクのお湯が切れると、水でした」と苦笑いで振り返ったが、そんな経験もあってプロへの道を開いた。今回の経験も、必ず糧にする。【古川真弥】