藤浪を“3D撮影”だ。中西投手コーチが11日、インステップの矯正に取り組んでいる阪神藤浪晋太郎投手(19)を3方向から撮影し、フィードバックすることを明かした。「どっかで1回見せようとは思っている。次のクールだな。正面、横、上からビデオを撮る」と話した。

 複数のチェックポイントを多方向から確認することでよりイメージをつかみやすくする。真横から撮影するカメラでは右膝が折れていないかをチェック。上からは踏み出す足、プレートの使い方。真正面からテークバックの腕の位置を確認できるというわけだ。

 この日は初めてブルペンで捕手をホームから約2メートル前に座らせた。軽めに22球を投じ「単純にイメージをつかみたかっただけ。第2段階ではないですよ、残念ながら。体の回転で投げただけなのでね」と振り返った。着実に進んでいく矯正を立体的なイメージ像でアシストする。