新打法1号だ!

 打撃改良に取り組む阪神新井良太内野手(30)が11日、安芸秋季キャンプ初のシート打撃で左中間にアーチをかけた。第1打席の初球だった。西村の133キロ変化球をとらえた1発は、ニュースタイルから生まれた。

 「ホームランはちゃんとした形で打たないと出ない。やっていく方向は間違っていない」

 打撃フォーム改良のテーマは「スムーズ化」だ。2日に初めて安芸を訪れた掛布DCが「(フォロースルー後にバットを放る)伊勢エビの踊りみたい」と表現した動きをなくした。上半身では始動の際、顔のほぼ正面に立てたバットを肩口に引く動作をスムーズに。下半身ではこれまで1本足だったタイミングの取り方を「すり足打法」に変更した。

 「流れの中でスムーズに打ちに行く。1回止まらないで1つの流れでできたらいいかな」。独特のフォームの原型は残しながらも、これまで「動・止・動」となっていた動きを1つにすることで打撃の確実性をあげるのが狙いだ。

 和田監督は「第1打席の初球、良太らしいね。結果は出たんだけど、まだ、実戦になると練習でやっているのよりも多少早くなるかな」と指摘。新井良も「それを無意識にできるようにフォームを固めたい」と満足しなかった。

 今季は開幕4番を任せられながら維持できなかった。持ち前の長打力に確実性が加われば鬼に金棒。来季をリベンジの年とすべく、まだまだ理想を追い求める。