巨人はじっくり交渉で苦戦必至のFA戦線に臨む。FA宣言選手が公示された14日、原沢敦球団代表兼GM(57)は「まだ時間があるのでそれを有効に使うということでしょう」と、競合が予想される選手の獲得に向けて、どっしりと構える姿勢を見せた。現段階でどの選手とも、この週末の交渉予定はないという。
原沢代表は「要はウチの補強ポイントに合うかどうかということ。あとはABCランクといったルールの中で、連立方程式で考えないといけない問題」と、何人かの選手の獲得を目指していることをほのめかした。巨人の補強ポイントは先発投手と二塁手。広島からFAの大竹寛投手(30)、中日からの中田賢一投手(31)、西武からの片岡治大内野手(30)の3選手の獲得を目指すが、苦戦が予想されている。
中田に関しては、ソフトバンクが九州出身の中田と相思相愛だとも臆測が飛んでいる。交渉解禁後、ソフトバンクは即座に動くということもあり、不利な感は否めない。また大竹についてもソフトバンクと、片岡は楽天との綱引きが予想される。豊富な資金力を持つライバル相手に、金銭闘争は避けたいところで、先行きが読めない。
それを1つ1つ、丁寧に口説いていく。原沢代表は「補強ポイントがどうなのか、優先順位を考えていきます。少なくとも監督に交渉してもらうというのはない。僕が責任持ってやらないといけないこと。監督の気持ちを伝えることはあるでしょうけど」と、責任を持って交渉にあたる構え。
この日、ジャイアンツ球場での練習を視察した原辰徳監督(55)は「FAの交渉については任せている。窓口は1つの方がいい。ただ言えるのはチームは1つだということ。チームにとって必要とあれば、私も動きます」と話した。しかし、それは奥の手。監督が出馬するのは、決まる時になる。




