来季は中継ぎ左腕が支えます。広島江草仁貴投手(33)河内貴哉投手(31)が来季への意気込みを示した。14日、ともにマツダスタジアム内の球団事務所で契約を更改。左肘手術で登板3試合に終わった江草は2000万円減の2000万円で更改し「来季ダメならクビ」と背水の覚悟だ。河内は400万円増の1200万円で更改も、故障で離脱したこともあり、フルシーズンの働きを誓った。
来季こそ、1軍の戦力になる-。2014年への覚悟を決め、江草は交渉の席をあとにした。今季4000万円の年俸は半分になった。それでも「契約してくれたことに感謝している。来年だめならクビだと思う。すべて出しきる」と力を込めた。来季戦えるメドが立ち、心が奮い立った。
5月9日に群馬県で左肘の靱帯(じんたい)移植手術を受けた。プロ入り当初からあった痛みが今春キャンプ中、深刻になった。通販で携帯用電子針を買い、左肘に打った。パチパチという音を聞いた同僚が驚くほどひんぱんに使い、痛みをまぎらわせた。「それで春先はなんとか投げられました」。だが限界が来た。
同じ手術を受けたヤクルト館山の「受けるなら早い方がいい」という助言もあり、決断。やはり同じ手術を受けた阪神時代の同僚、カブス藤川とも互いの回復状況を知らせ合った。術後は順調で、年明け1月にはブルペンに入る予定だ。
河内は、400万円増額を勝ち取った。開幕から左キラーに起用され、21試合連続無失点を続けた貢献度が評価された。だが夏場に背中の筋肉を痛めて離脱し、球団初のクライマックス、ファイナルシリーズに登板できなかった。「悔いが残ります。(球団から)左投手は少ないし、1年フルで投げられるようにしてほしいと言われました。もっと練習して頑張りたい」と決意表明。久本が獅子奮迅の活躍を見せたが、左腕不足は深刻。ザック・フィリップス投手(27=マーリンズFA)を補強も、経験豊富な左腕2人が年間通じてチームを支えれば心強い戦力になる。(金額は推定)【堀まどか】



