日本ハムは15日、強姦(ごうかん)などの疑いで逮捕された元投手で2軍マネジャーの宮本賢容疑者(29)を、同日付で契約解除した。6月下旬に居住地の船橋市内の路上で女性に乱暴するなどした疑いで12日に千葉県警に逮捕。この日までに同容疑者が逮捕容疑を認めたことで、球団側は処分へと踏み切った。

 球団によれば、接見した代理人、親族を通じて、同容疑者が容疑を自供していることを確認した。捜査は継続中で今後、不起訴になる可能性もある。それでも昨季まで現役選手で籍を置く球団職員。球界内外へ与えた衝撃は大きく「当球団の社会的信用を失墜させた上に社会に大きな不安を与えた責任は重く、厳正に処分いたしました」とした。

 周囲のショックは計り知れない。同容疑者は9月に市川市内で面識のない女性につきまとったとして、県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕。容疑を認めて釈放された後、不起訴になっていた。同容疑者は球団へ、事実と異なると説明したという。球団は6月の事件は、その時点で認知できず。同容疑者がその9月に、内臓系の体調不良を訴えたこともあり、約1カ月間休養させて復職させた直後に、過去の卑劣な行為を知ることになった。

 勤務態度はまじめで、高い人間性を見せていた同容疑者の「裏」の顔までは見破れなかった。ある球団関係者はこの日も「ミヤケン(同容疑者の愛称)がまさか、と思う」と絶句し、まだ現実を受け入れられずにいた。センバツ4強球児、早大主将、ドラフト1位相当の希望枠入団…。野球エリートとして突き進んできた同容疑者だが、人としての道は大きく外れていた。