日本ハムのドラフト1位、渡辺諒内野手(18=東海大甲府)が来春キャンプで「栗山熱血セミナー」入門を熱望した。25日、他の新人7選手とともに室内練習場などの球団施設を見学。本拠地・札幌ドームでは打席にも立って、スイングを披露した。「早く、この舞台でプレーしたいですね」と抱負を話し、同時に約2カ月後の初キャンプにも思いをはせ「栗山監督にもっといろんな話を聞いてみたいし、アドバイスしてほしい」。2軍スタートが濃厚も、熱血指導を受けるため早期の1軍昇格を誓った。

 前日24日に初対面した際も、熱い語り口でアドバイスをもらった。打撃や守備のことを聞き「テレビで見ていたイメージ通りだった」と、真剣なまなざしに心が奪われた。その後の新入団選手発表では、テレビカメラの前で指揮官について、素直な印象を思わず吐露。「言い方がおかしいかもしれないけど…野球オタク?」と、会場だけでなく栗山監督の爆笑も誘った。

 一夜明けたこの日、「やばかったですかね?」と少し反省したが、いちずな思いは変わらない。「早く1軍に上がらないと」。強い決意を胸にプロ入りの準備を進める。【木下大輔】