来季、球団創立80周年を迎える巨人が19日、都内で新ユニホームを発表した。ホームのユニホームは左袖に大きい星と小さい星が2つずつ縫い込まれた。22回の日本一を表す巨人ならではのもの。原監督は「新しいユニホームで、歴史と伝統を感じながら戦うシーズンの到来を心待ちにしている」と喜びのコメントを寄せた。

 ビジターのユニホームには水色を復活させた。61年の川上監督就任から92年まで、リーグ優勝18回、日本一13回を経験したタイプ。桃井恒和球団社長は「巨人史上最強のビジターユニホームで、今年果たせなかった日本一奪還を目指したい」と言い切った。

 開発には5年の歳月が費やされた。11%の軽量化に成功し、内海は「着ているのか分からないぐらい」と驚きを表現した。その他にも吸水性11%、速乾性7%、通気性12%、ストレッチ性15%の向上に成功するなど、アディダスが選手の意見を吸い上げながら作り上げた。

 着用は2月1日から。ホームユニホームのデビューは3月28日の阪神との開幕戦(東京ドーム)となる。内海は「やるからにはそこに照準を合わせる。キャンプからローテーションの一角を勝ち取るつもりでやる。その先に見えてくればいい」と、新ユニホームでの開幕投手に名乗りを上げた。【竹内智信】