ハイペースだ。ソフトバンク小川史ヘッドコーチ(53)が19日、来春キャンプで外国人投手にハイペース調整を要求する考えを明かした。福岡・西戸崎で自主トレを視察。スタンリッジ、ウルフ、サファテが加わった外国人5投手について「まず枠の競争がある。キャンプ序盤から、ある程度のものを見せてもらわないと」と強調した。

 外国人の1軍出場登録枠は4人。小川ヘッドは「個人的には野手1人、投手3人かなと思う。野球はピッチャーだから」との構想を明かした。5投手が3枠を巡って争う構図。来春キャンプはシート打撃登板など実戦的な練習を2月6日からの第2クールで組み込まれる予定。今年より1クール早まる予定だけに、外国人投手も特権なく、早めの仕上げを求めていくというわけだ。

 来年のオープン戦でソフトバンクはオリックスと並んで最多の19試合を組む。キャンプの紅白戦も今春より1試合ほど増えるといい、テストの場が多く設けられた。新外国人3投手はいずれも“国内組”だけに、小川ヘッドは「日本のやり方は分かっていると思う」と期待した。