西武は20日、契約合意に至った4外国人選手(育成選手1人含む)を発表した。片岡治大内野手(30)の巨人へのFA移籍もあって、懸案だった内野手には、カブスのコーディ・ランサム内野手(37)を獲得した。ヤンキース所属の09年には開幕戦にスタメン出場。三振が多い欠点はあるが、高い身体能力を持ち守備に定評がある。鈴木本部長は「粗削りな面もあるが、長打力はある。相手にとっては怖さがある。外国人は怖さが大事。タイプとしてはシピンだな」と、70年代に当時の大洋、巨人で活躍した名選手を例に挙げて期待した。また「ウチは4番に右の大砲がいるので、6番あたりを打ってくれれば」と話し、6番三塁を任せる意向だ。

 先発を期待されるレイノルズは身長201センチの大型右腕。救援右腕のボウデンは「できれば後ろで」(鈴木本部長)とストッパー候補だ。3年目の左腕ウィリアムスも合わせ、来季外国人の布陣は固まった。

 ◆コーディ・ランサム

 1976年2月17日生まれ。米アリゾナ州出身の37歳。グランドキャニオン大から98年ドラフト9巡目でジャイアンツ入団。01年9月5日(ダイヤモンドバックス戦)に初昇格。その後、アストロズ、ヤンキース、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、ブルワーズなどを渡り歩き、13年はパドレスとカブスに所属。内野は全ポジションを守った経験を持つ。メジャー通算11年で383試合に出場し打率2割1分3厘、30本塁打、105打点。188センチ、91キロ。右投げ右打ち。