ソフトバンク摂津正投手(31)が「あっち向いてホイ投法」に取り組んだ。21日、福岡・西戸崎でブルペンに入った。セットポジションから二塁走者を見ると同時に左足を上げ、投球動作を開始する投げ方をテストした。

 「たまに練習をしています。打者もだまされるのでは。いろいろやっていたら、何かあるかもしれないから」

 これなら走者は塁にくぎ付け。顔を背けて投げるため、打者を幻惑させる狙いもある。さらに「射的」も披露。ホームベースにボールを4つ置き、直球とカーブで当てにいった。「遊び心で投げました。コントロール、肩の運動にいいから」。転がっていたボールを的代わりにぶつけているうちに、制球を磨くユニーク練習をひらめいた。

 前日20日にはクイック投球のスピードアップを宣言。さらに上を目指そうという強い意欲が感じられる。今季もチーム勝ち頭の15勝を挙げたが、終盤4戦は0勝3敗。5年ぶりBクラスに終わった責任を痛感したエースは、目標の200イニング登板に向けて改善を重ねていく。