不惑を超えたベテランが、決意のダイエットに挑む。日本ハム稲葉篤紀内野手(41)が21日、大好きな“お菓子断ち”で、来年2月の春季キャンプまでに10キロの減量目標を掲げた。

 この日、札幌市内の北海学園大で行った特別講演で、公式には94キロだった体重が100キロを超えてしまったことをカミングアウト。「今年、太ったんですよ。100・4キロあります。理由?

 中年太り。40歳過ぎてますんで」と苦笑い。スナック菓子が大好きで、コンソメ味のポテトチップスをひと袋ぺろりと平らげてしまったエピソードで会場を沸かせたが、事態は決して笑えない。

 来春の沖縄・名護キャンプでは、内野だけでなく、再び外野守備にも取り組むことになっている。「外野手で90キロ以上は、ちょっとね」。外野手として過去4度のゴールデングラブ賞を獲得した軽快な動きを披露するためには、最低、10キロは減量する必要が出てきた。

 ウエートトレーニングで筋肉量が増えた影響もあるとはいえ「スーツのボタンを留めるときつくて」という状況。「出来る範囲で体を動かして、お菓子の量を減らすよ」。今オフは、忍耐力が問われる冬になりそうだ。【中島宙恵】