涌井くん、イメチェンしましょう!

 ロッテG・G・佐藤外野手(35)が22日、古谷拓哉投手(32)と船橋市内で行われたイベントに参加。西武からFA移籍した涌井秀章投手(27)のキャラクターを変えるサポート役に名乗り出た。「盛り上げるためにはキャラチェンだね。一緒に“キモティー”を言う方向で頑張ってみましょう」。お立ち台での決めセリフを勧め、涌井のポーカーフェースでお堅い印象を柔らかく変身させようというわけだ。

 トークショーの中で「涌井選手が入ります。僕がしっかり、夜出歩かないように…」とジョークを飛ばして笑いを誘ったが、これもイメージのひとつでしかない。まずは新しいチームに溶け込ませる手助けをしたい。西武時代のチームメートだけではなく、北京五輪では代表ユニホームも一緒に着た。そして同じ千葉県出身だ。

 先にロッテに入った先輩として、交渉に時間がかかっていた時には心配もしていた。「年内に決まって良かった。まずは心を開くこと。そうすれば、すぐ溶け込める。古谷、成瀬のライバルとして競争すれば相乗効果。先輩として飛び込みやすい環境を作ってやりたいね」。

 一緒にトークショーに参加した古谷も大歓迎だ。「投手陣の最年長(32歳)になるので、食事に誘いたい。見習うところは、いっぱいあると思う」とG・G・佐藤の思いに賛同した。2人の先輩が、新戦力をがっちりとサポートする。【矢後洋一】