台湾でのウインターリーグに参加していたソフトバンク吉本祥二投手(20)、伊藤祐介投手(23)、拓也捕手(21)、猪本健太郎捕手(23)、高田知季内野手(23)、育成・釜元豪外野手(20)の6選手が23日、帰国した。この日が23歳の誕生日の猪本は、自信に満ちあふれた表情で福岡空港に姿を見せた。

 巨人など参加球団混合の日本チームの4番を打ち、21試合で打率3割4分4厘。19打点と2本塁打で2冠王を獲得した。試合ごとのMVPにも輝き「昨年の話だとタイトル料が出ると聞いていたんですけど出なくって」と、最終日は財布の中は27元(94円)しか残っていなかった。ヤクルト宮出打撃コーチに狙い球の絞り方などを学び、課題の打率もアップ。狙って右翼へ本塁打を放つなど、11月下旬に育成から支配下登録されたばかりの長距離砲が成長して帰ってきた。