巨人ドラフト1位指名の小林誠司捕手(24=日本生命)が“松井魂”を継承する。2日、大阪・吹田市内の日本生命グラウンドで年明け初の公開自主トレを行い、キャッチボール、マシン打撃などで約2時間、汗を流した。練習後、ふいに元ヤンキースの松井秀喜氏(39)の名前を口にした。「松井さんの(寮時代の)部屋を見て、あんなすごい人もこの場所で素振りをしていたと思うと、鳥肌が立ちました」と、昨年11月上旬の施設見学で感じた興奮を思い返した。練習の姿勢と量の大切さを伝統の部屋から痛感。その姿を思い描き、年末年始も練習ざんまいだった。大みそかも自主トレを行った。1日、午前0時半。真冬の中でも、半袖で100回バットを振った。「自分で出来る練習は時間がある以上、おろそかにしたくない」とオフなしで打ち込む。今月7日は入寮の日。巨人という新たな環境で、大先輩を目標に完全無休の気持ちで挑む。