日本ハム小谷野栄一内野手(33)が、「ベテラン」をNGワードにして12年目のシーズンに臨む。3日、母校の創価大で本格始動。10月に34歳になるが「今でも新人のころと同じ気持ちだよ」と、変わらない心境を話した。言われたくない、聞きたくない言葉がある。「ベテランって書いたら、1年間は口聞かないからね」と、軽妙な口調で報道陣をけん制した。

 フットワークも軽い。この日の練習では、ノックで右に左に振られる打球を難なくさばき「思ったより、体は動けている」。昨オフは右肘の手術を行い、リハビリからのスタートだった。キャッチボールもままならない状態から、突貫工事で開幕に間に合わせた。今オフは体調に不安なく、順調そのもの。「(開幕では)去年以上のスタートは切れる」と、自信を見せた。

 がむしゃらさも新人時代と同じだ。「与えられたところでやる準備をする」と、どんなポジションでも全力を尽くす覚悟だ。中田の三塁挑戦にも「伝えられることがあれば伝えたい」と、ライバルではなくサポート宣言。ベテ○○…、ならぬ、先輩らしい一面をのぞかせた。チームのために「永遠の若手」となって献身的に支える。【木下大輔】