投打「二刀流」の新スタイルを確立する。日本ハム栗山英樹監督(52)が4日、都内で本社の年頭式典に出席。式典後に「二刀流」挑戦2年目となる大谷翔平投手(19)の、今季の起用法について言及した。「中6日で回りながら(打者として)どれだけできるのか、負担がかかるのか。キャンプ、オープン戦がテストになる。できないようなら、最初(開幕直後)は投手だけということになるかもしれないし」。投手をメーンで考えており、シーズン当初は「打者封印」の可能性も示唆した。

 もちろん、投打「二刀流」が終わるわけではない。状態を見ながら、打席には立たせるつもりでいる。「チームのため、野球界のためにやる。でも結果が残らないと意味がない。(本人にも)『ズルしてでも結果を残せ』と言っている」。大いなる挑戦は、徐々にスタイルを確立しながら、第2章に入る。【本間翼】