日本ハム待望の左の大砲として期待が高まっている。昨年の秋季キャンプを経て入団するのが、元キューバ代表のホアン・ミランダ内野手(30=メキシカンリーグ)だ。昨季本塁王のアブレイユとは旧知の仲で、新攻撃陣のキーマンとしてフル稼働してくれそう。ヤンキース時代には松井秀喜氏(39)とチームメートなど日本との縁もある。強力打線の構築へけん引する意欲は、満々だった。

 大きな野望を秘めて、海を渡ってくる。キューバ出身のミランダは、母国と日本との橋渡し役を夢見ている。昨季パ・リーグ本塁打王で4歳年上のアブレイユとは旧知の仲。キューバ代表時代にルームメートの活躍に、ジャパニーズドリームをふくらませていた。

 ミランダ

 アブレイユの活躍で、キューバ出身選手が日本から興味を持ってもらえた。私も日本ハムで結果を残し、野球を通じて日本とキューバの懸け橋になれたら。

 新天地を日本ハムに選んだのも、先輩の存在が大きかった。昨年10月の秋季練習にテスト参加。苦手だったそばを克服するなど、チャンスをつかもうと努力は惜しまなかった。

 ミランダ

 親友のアブレイユから日本ハムの素晴らしさは聞いていた。以前から日本のレベルの高さは耳にしていた。ぜひ日本でプレーしたいと思っていた。

 日本人選手に少なからず刺激を受け、成長を遂げてきた。メジャー通算111試合出場。各国の強打者を目の当たりにしてきた。中でもヤ軍で08年から3年間チームメートだった松井氏は印象に残っている。

 ミランダ

 日本人選手はとにかく練習熱心だと思ったよ。オフもベテラン、若手関係なく練習していることに驚いた。松井氏も練習熱心だったよ。練習量のおかげで、基礎がしっかり出来ているんだなと感じた。

 日本ハムが待ち望んでいた攻撃のピースだ。主に左の代打で起用されていたホフパワーが昨季途中に退団。ミランダはメキシカンリーグで昨季、打率3割6分超、26本塁打の活躍を買われた。新たな左の強打者として期待され、それに応える自負がある。

 ミランダ

 選球眼と変化球の対応が得意だと思っている。変化球が多いメキシカンリーグでも良い結果を残せたので、日本の投手が操る多彩な変化球にも対応出来る自信があるよ。

 キューバ旋風を巻き起こす。アブレイユのほか今季、ソフトバンクにバーバロ・カニザレス内野手(34)、巨人にレスリー・アンダーソン外野手(31)が加わった。同郷の盟友と切磋琢磨(せっさたくま)しながら活躍を目指す。

 ミランダ

 昨季は最下位に終わってしまったが、テスト期間中は雰囲気も良かったしタレントそろいの良いチームという印象だね。みなさんに愛される選手になれるよう精いっぱい頑張りたい。

 今オフは時間を見つけては、インターネットで日本の情報を調べる日々。まじめで一生懸命な人柄で、きっと新天地で花を咲かせることだろう。【取材・構成

 田中彩友美】

 ◆ホアン・ミランダ

 1983年4月25日、キューバ生まれ。04年に亡命し、05年にドミニカ共和国の国籍を取得。06年にヤンキースと契約し、08年にメジャー昇格。10年にダイヤモンドバックスに移籍。メジャー通算111試合で257打数58安打37打点11本塁打、打率2割2分6厘。昨季はメキシカンリーグで107試合に出場し、357打数131安打86打点26本塁打、打率3割6分7厘と活躍した。守備位置は主に一塁。家族はマキシミナ夫人(30)長男エドガーくん(6)長女ダイアナちゃん(4)。183センチ、100キロ。左投げ左打ち。