楽天立花陽三社長(42)が6日、ポスティングシステムによる田中将大投手(25)の米移籍に関し、日米間選手契約に関する協定を順守することを強調した。仙台市内の球団事務所で「我々から言えるのは『アグリーメント(協定)に書いてある文言を順守します』ということだけです」と話した。
問題の発端は、先月25日に移籍を認めた際の球団発表だった。球団、ファン、東北に恩返しをしたいという田中から「できる限りの協力や寄付をしたい」との申し出があったことが発表された。寄付先や方法は明かされなかったが、協定は、メジャー球団から日本球団に対し、上限2000万ドル(約21億円)の譲渡金以外の利益が流れることを禁じている。そのため、大リーグ機構(MLB)が規定に抵触する可能性を指摘。日本野球機構(NPB)を通じ、楽天に協定順守を求める文書を送り、早急な返答を求めていた。
同社長は「今日、返しました」と、この日、NPBに協定を順守する旨の回答を送付したことを明かした。一両日中に、MLBに届けられる。寄付先については「田中に聞いてください」と明言を避けたが、「(協定を)順守します」と繰り返した。【古川真弥】




