名実ともに日本NO・1投手になる!
広島前田健太投手(25)が6日、東京都内で自主トレを公開した。80メートル前後の遠投や走り込みなどで調整。自身2度目の沢村賞獲得を目標に掲げた。
「全部の項目で一番上を目指して、沢村賞を取りたい。前回は狙って取ったわけじゃなく、付いてきたもの。次はしっかり目標にして取りたい」
22歳シーズンの10年に15勝、防御率2・21で初受賞。ただ、前年09年は8勝どまりだっただけに、伏兵の大ブレークという印象も強かった。昨春はエースとして侍ジャパンをWBCベスト4に導き、今や球界屈指の投手に成長。楽天田中のメジャー挑戦が確実となっている14年、大本命という立場から同賞獲得を狙う。
「周りと同じ成績だったら、2回目の人より1回目の受賞を狙う選手に行きやすいと思う。圧倒的な数字でシーズンを終えたい」
求められるハードルは高い。それでも自信が見え隠れする。「体重は毎年、最高値を記録している。順調にパワーアップして球速も速くなっている」。地道なウエートトレーニングで作り上げた182センチ、83キロの肉体が自信の根拠だ。昨オフは3月にWBCを控え、温暖なハワイでハイペース調整を敢行。今オフは1年前と比べ、土台作りに専念できている余裕もある。
昨年12月に将来的なメジャー挑戦希望を表明したが、今は23年ぶりのV奪回だけに照準を定める。「今年に関しては、まずカープで優勝すること。(メジャーについては)シーズンが終わってからです」。絶対的エースらしい、力強い決意表明だった。【佐井陽介】<沢村賞の複数回受賞者>◆3回(4人)杉下茂(名古屋、中日)51、52、54年金田正一(国鉄)56~58年村山実(阪神)59、65、66年斎藤雅樹(巨人)89、95、96年◆2回(7人)堀内恒夫(巨人)66、72年高橋一三(巨人)69、73年小林繁(巨人、阪神)77、79年北別府学(広島)82、86年上原浩治(巨人)99、02年斉藤和巳(ダイエー、ソフトバンク)03、06年田中将大(楽天)11、13年※(
)内は所属。50~88年はセ・リーグが対象



