怪力でレギュラー奪取じゃ!

 阪神新井良太内野手(30)が全試合出場を誓った。6日は広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で自主トレを公開。補助器具付きのセーフティースクワットでは同クラブ史上最高級となる240キロのバーベルを10回、持ち上げた。顔を紅潮させ、歯を食いしばる。両膝を曲げ、立ち上がるときに「ウゥッ!」とうめき声も漏れた。

 新井良

 去年よりもいいですね。体調も崩さず、こっちで回数も多くできている。体を絞っている割には筋力も上がって、いい傾向だと思います。

 同クラブで体を鍛え抜いた鉄人・金本知憲氏をしのぐパワーだ。昨季の230キロを上回る自己ベスト。平岡代表も「極めて順調。上半身も下半身も筋力的に申し分ない」と舌を巻く。昨季は開幕4番を務めたが状態は上がらず、6月には2軍降格の屈辱も味わった。自己最多119試合に出場したが、浮き沈みの激しい1年だった。今季は今成らと三塁の定位置を争うが、全試合出場を目指す。

 新井良

 それがレギュラーの条件。何とかレギュラーをとる。気持ちもブレずにやる。去年も決意を持って行動に移したつもりだったけど継続できなかった。

 貴重なパワーヒッターだ。本塁打数は12年に11本、昨年は14本。良太の志は高い。「何とか20本くらい打ちたい。そのために試合に出ないと」。阪神では最近3シーズン、20本塁打以上の打者が出ていない。昨秋の安芸キャンプでは、掛布DCからアドバイスを受けた。すでに軽いフリー打撃を行っており、継続的に技量向上を図る。怪力を売りにして、確たる地位を勝ち取る決意だ。【酒井俊作】