侍指揮官もニンマリだ。広島菊池涼介内野手(23)が7日、宮崎・日南市内の天福球場を訪れた侍ジャパン小久保裕紀監督(42)から絶賛された。圧倒的な守備力に加え、三振数を減らそうと右打ちに徹している姿勢が高く評価された。代表メンバー候補と明言され、打率2割8分のノルマを課せられた。
打撃ケージ裏から野性児のスイングに鋭い視線を送り、納得顔でグラウンドから引き揚げた。小久保監督は午後から広島キャンプ地を視察した後、自ら「菊池」の名前を口にした。
小久保監督
菊池の身体能力の高さは非常に評価しているし、バッティングも良くなっている。逆方向を意識しているのは、すぐに分かった。守備範囲やターンの速さは日本トップクラス。バッティングが淡泊じゃなくしつこくなれば、非常に楽しみです。物おじしない性格も武器ですしね。
昨年11月に侍ジャパン入りし、台湾戦3試合にフル出場。10打数1安打ながら、抜群の守備力を高評価されていた。さらなる進化を感じた指揮官は、代表候補として「入ってきますね」とまで明言。高い期待を隠さなかった。
菊池にとっては今、最高の褒め言葉かもしれない。昨季リーグワースト2位の121三振を喫したこともあり、今季は三振減が大目標。オフからボールを引きつけてバットを内側から出し、ファウルも稼げる右打ちの習得に取り組んでいる。前日6日のシート打撃では福井から右中間に二塁打を放つなど、経過は順調。小久保監督の絶賛に、充実感を漂わせた。
菊池
ありがたいですね。僕自身の課題を伝えていないのに「バットが内から出ていていい感じだ。打率2割8分は打てよ」と言っていただきました。(昨季の)2割4分7厘じゃあ、ふがいないですからね。シートではセカンドゴロでもいいぐらいに徹底している。形になるまで右方向を意識してやっていきますよ。
驚異的な守備力にいやらしい打撃が加われば、文句なしで17年WBCメンバー候補に挙がりそうだ。小久保監督の頭には間違いなく「菊池」という名前がインプットされている。【佐井陽介】



