「2・15」から2年目の発進!

 阪神藤浪晋太郎投手(19)が、宜野座キャンプ第3クール3日目の15日に今季初めて打撃投手を務めることが11日、分かった。高卒新人だった昨季10勝からスケールアップを図る。打者をどれほど圧倒するか要注目だ。

 この日はブルペン投球を行い、すべてセットポジションで55球を投げ込んだ。2年目に入り、落ち着き払った姿が印象的だ。第2クールを終え「しっかり調整できていると思います」と手応えを口にした。中西投手コーチが「次のクール中に(打撃投手を)やる」と話すように、いよいよ実戦に向けて調整を本格化させる。藤浪が登板予定の15日は週末の土曜日。紅白戦も行われ、キャンプが熱く盛り上がるのは間違いない。

 着実に、力強く開幕に向けて歩を進める。ルーキーだった昨春キャンプは自重しながら練習し、初めて打撃投手を務めたのが2月19日だった。1年前よりも4日早く打者と対戦。これも順調な調整ペースを裏付ける。15日にはメッセンジャーも打撃投手を務める方向だ。ともに開幕投手候補で堂々と肩を並べる。2年目の飛躍へ、沖縄で汗を流す藤浪に不安要素はない。