背水の右腕が、またアピール成功だ。5年目の阪神二神一人投手(26)が14日、今季初実戦となった韓国・サムスンとの練習試合(宜野座)で7回からの3イニングを2安打無失点。筒井と鶴がピリッとしなかったあとを、わずか23球で終わらせた。「チャンスと言ったら変ですけど競争なので。球数も多くなく、ツーシームでゲッツーも取れた」とライバルを尻目に意気込んだ。
09年ドラフト1位もプロ初勝利が遠い。1年前のこの時期はサイドスローも試し、オフには背番号が18から66へ変わった。発奮した昨秋の安芸キャンプから評価はうなぎ上り。和田監督は「イキのいい投球だった。投げっぷりもいいし、球のキレがあったね」と喜んだ。
今キャンプも初日から連日100球以上投げ込んだ。9日のシート打撃に続く好投にも、満足するわけにはいかない。「もう少し球速を上げていきたい。そういうところで物足りなさはあります」。崖っぷちに追い込まれ、ようやく開花の時を迎えている。



