宮国が羽生になる-。今日16日の韓国SK戦に先発予定の巨人宮国椋丞投手(21)が15日、「羽生式」での快投を誓った。ソチ五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦(19=ANA)が、日本人初の金メダルを獲得。ニュース映像を通して、再認識したのは「軸」の重要性だった。「何事も、軸は大事なんだなと思った。競技は違いますけど、羽生君のように軸を大事にして、投げていかないと」と話した。

 ブルペンでのシャドーピッチング中、右足でしっかり立ち、腕を振った。ボールは投げなくても、軸のブレを確認するには大事な作業だった。1月に米グアムで行った内海らとの合同自主トレ中も、助言されたのは「右足でしっかり立って、投げること」。金メダリストのパフォーマンスと同じ原理だった。斎藤投手コーチは「当然、軸は大事。どのスポーツも一緒でしょう」と同調した。

 21歳の青年にとって、19歳の活躍は大きな刺激に変わった。「SPで、史上初めて100を超えたんですよね。ニュースで見ましたけど、本当にすごいことだなぁと。あの舞台で、誰もできなかったことをやるんですからね」と目を輝かせた。振り返れば、3年前、内海が取り組んだのが、フィギュアスケートのジャンプを参考にした「トリプルアクセル投法」だった。氷上で華麗に舞った羽生のように、宮国は黒土のマウンド上で鮮やかに躍動する。【久保賢吾】