沖縄本島の金武(きん)に移動した初日の練習で、15日、楽天のケビン・ユーキリス内野手(34=ヤンキース)とアンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が初のアベック本塁打を放った。ケース打撃で、ともに1死満塁の状況だった。まずは、ユーキリスだ。部坂打撃投手の直球を、初球は見逃しストライク、次球はファウル。3球目を弾丸ライナーでバックスクリーン左の芝生にぶち込んだ。淡々とダイヤモンドを回る中、三塁コーチとハイタッチ。本塁に戻るとナインともハイタッチ。練習とはいえ、アドレナリンがドクドクとあふれていた。「併殺だけは避けようと、最低でも外野フライ、または単打と思い、中堅方向へライナーを打とうと思っていた」と思考を現実にしたと胸を張った。
続くジョーンズは初球を左翼席へ。推定120メートル弾にナインから歓声が上がった。ユーキリスはもう1度打席が回り、またもや1死満塁から犠牲フライ。2人で3打数2安打9打点だ。
ツイン砲の打撃に、もっとも酔いしれたのは、前日沖縄入りした三木谷オーナーだった。2連覇を目標に獲得したユーキリスの1発に「AJとともに攻撃陣をリードしてくれると期待しています。シュアな打撃で中距離砲と思っていたけど、意外に長いのも打てるんじゃないかな」とニンマリ。星野監督も「まだまだポイントを確かめているところ。働いてもらわんと困るよ」と、序の口と言わんばかり。オーナー御前で結果を出すあたりは、メジャーリーガーの貫禄だった。【金子航】




