昨季パ・リーグ本塁打王の日本ハムのミチェル・アブレイユ内野手(35)が長期離脱する可能性があることが27日、分かった。開幕1軍メンバー入りも、腰部の違和感を訴えており、今日28日オリックス戦(札幌ドーム)は欠場が確実。この日も含めて別メニュー調整が続いており、復帰の見通しが不透明。球団側と本人サイドで話し合い、要因とされる椎間板(ついかんばん)の手術の検討に入った。踏み切った場合、シーズン序盤は戦力構想から外れることになりそうだ。

 厳しい事態に、開幕から直面する。中軸候補の1人が、当面は不在となる恐れが出てきた。キャンプに2月中旬に合流後、調整が遅れていたこともあり、ほぼ別メニュー。15日中日戦で初めてオープン戦に出場し、開幕に間に合う公算があったが、4試合に出場しただけで再び、異常を訴えたようで戦列を離れた。精密検査では異常は見られないが、アブレイユは違和感はぬぐえない状態を伝えているという。本人は手術で完治させたいとの希望もあるようで、球団側は結論を慎重に協議している段階だ。

 手術を選択すればリハビリも含め、一定の期間を要することになる。昨季31本塁打の得点源だけに、チームの戦い方に大きく影響が出ることになりそうだ。