<ソフトバンク5-2ロッテ>◇29日◇ヤフオクドーム

 開幕2連勝。つながるソフトバンク打線は00年以来の開幕から2試合連続2桁安打となる10安打を放った。この日は長谷川勇也外野手(29)が主役だろう。今季初猛打賞で3打点。5連打の一員として決勝の2点適時二塁打を放った6回の一打には「僕らしいヒット」と納得の表情だった。直前に李大浩が同点打を放ち、なおも無死一、二塁で外角球を料理。チェンジアップに間を外されても「しっかり下半身で粘れたので、低めでしたが、ボールの下にバットを入れられた」と右中間へ運んだ打球を回想した。

 昨年の首位打者が「内川さんもデホ(李大浩)もむちゃくちゃ打ちそうだし、僕で(打線を)切るわけにいかない」と話すように、各打者がつなぐ意識を徹しているのが強み。初戦は11本連続を含む12単打、この日も9単打という数字が物語る。2日の楽天戦を最後に4週間負けなし。オープン戦から“15連勝”と早くも独走ムードが出てきた。