<日本ハム0-5オリックス>◇29日◇札幌ドーム

 オリックスの来日2年目右腕ブランドン・ディクソン投手(29)が、12球団完封一番乗りを果たした。日本ハムを4安打に抑え、来日初完投を完封で飾った。

 興奮していた。「完封は米国含めて人生初だよ」と喜んだが、実は2A時代の09年に経験している。それも忘れてしまうくらいの熱投だった。森脇監督も「冷静さをもって投げていた。(代えようかと)心配させる投球ではなかった」と安定感抜群の投球をたたえた。

 5キロ増しの速球が効いた。昨季140キロ台中盤だった速球が、この日は最速149キロをマーク。なぜ球速がアップしたのか。「自分でも速くなっていると感じる。でも、理由は分からない。しっかり休養がとれているからかも」と笑った。

 2年目を迎え、日本の野球のスタイルが分かってきたことも大きい。「日本は米国より盗塁を多くしかけてくるとか、相手の攻め方が分かって、慣れてきたんだ」という。

 前夜は5時間2分の死闘の末、史上初となる2年連続の開幕戦延長12回サヨナラ負け。そんなイヤな流れを、頼れる助っ人が断ち切った。【高垣誠】

 ◆ブランドン・ディクソン

 1984年11月3日、米アラバマ州生まれ。06年にカージナルス入り。11年にメジャー初出場。メジャー通算8試合で0勝0敗、防御率4・91。昨季オリックス入りし、8勝8敗、防御率2・77。195センチ、84キロ。右投げ右打ち。推定年俸6000万円。