<阪神4-2ヤクルト>◇18日◇甲子園

 ヤクルト小川泰弘投手(23)が18日、アクシデントに襲われた。阪神4回戦(甲子園)の2回2死一塁で、鳥谷の顔面付近に飛んできたライナーを右の手のひらの付け根に受けて降板。プロ最短の1回2/3で5安打4失点(自責点2)で今季初黒星となった。

 病院には行かず、試合を最後まで見届けた。川端チーフトレーナーは「アイシングで様子を見ました」と説明。打撲の模様で、状態が急変しなければ今日19日は球場で治療などを行ってから帰京する予定だ。テーピングして引き揚げた小川は「腫れも痛みもある。(次回登板は)明日の感じを見てみないと…」と淡々と語った。小川監督は「今の時点では何とも言えない。でも次の登板に影響が出ないというのは難しい」と話した。次回登板は25日の中日戦(神宮)の予定だが、回避する可能性が高い。

 ヤクルト先発投手の4勝中3勝を挙げ、連敗を2度止めるなど大黒柱的存在だ。館山が今季絶望となり、小川まで離脱となると痛い。3連敗という現実以上に、チームに重い空気が漂った。【浜本卓也】