<ソフトバンク3-4阪神>◇24日◇ヤフオクドーム

 降板したソフトバンク中田賢一投手(32)は、悔しそうに戦況を見つめた。6回8安打4失点で2敗目。移籍後、本拠地ヤフオクドームは4戦3勝だったが5戦目で初黒星を喫した。自身の阪神戦はこれで昨年から3連敗。ルーキーイヤーの05年から無傷の6連勝をマークした虎キラーの面影はなかった。

 「全てにおいて良くなかった。自分のリズムで投げることができなかった。簡単にストライクを取りにいけないが、もう少し(初球の)入りを考えないと。カウント負けして打たれている」。4四死球は、中日時代に“暴れ馬”と呼ばれた制球難ではない。慎重のあまり、大胆さに欠けてボール先行した結果だった。

 4回。味方が逆転した直後に再逆転を許した。1死一、三塁で今成に死球。元同僚の福留に同点の押し出し四球を与えた。続く清水の二ゴロは併殺打と思われたが、遊撃今宮の一塁への悪送球で2点を勝ち越された。不運な失点も中田は自らに責任を負った。「ずっと得点圏ですからね。あれだけ常にランナーがいたら(野手も)守りにくかったんだろうなと思う」。

 開幕から5戦5勝の快進撃。一転して5月は4戦2敗と白星から遠ざかる。それでも首脳陣の信頼は揺るがない。加藤投手コーチは「ゲームは壊していない。心配事は何1つない。今後もローテの中心としてやってもらう」と強調した。秋山監督も「点を取れるところで取る。守るところで守る。そういったところでしょう」と、チーム全体にくぎを刺した。交流戦は4戦目で初黒星。ヤフオクドーム10連勝も止まった。今日25日からの中日戦で仕切り直しを図る。【大池和幸】