<ソフトバンク5-2オリックス>◇25日◇ヤフオクドーム

 オリックスが2位ソフトバンクに敗れ、今日にも首位陥落のピンチだ。先発西勇輝投手(23)は5回4安打3失点にまとめ「ここ3試合と比べればよかった」と不振脱出のきっかけをつかみながらも5敗目。自身のソフトバンク戦の連勝も8で止まり、12年にノーヒットノーランを達成したヤフオクドームでは初黒星を喫した。

 手痛いミスを連発した。2回の先制点は暴投で献上。さらに明石の投ゴロの送球を一塁T-岡田が捕り損ねて2点目。7回も3番手比嘉が今宮を二ゴロに仕留めたが、一塁カバーが遅れたこともあり、二塁手原拓が悪送球。やらずもがなの失点を重ねては、勝利が遠のくのも当然だった。

 金子が疲労を考慮されて23日に出場選手登録を抹消された。エース不在での首位攻防戦で、攻守にほころびを露呈した。森脇監督は「ミスが7つくらいあったし、勝つのは難しい試合。でも、次に生かせばいい」とこの日も前向き発言で不安を一蹴した。