<中日6-0阪神>◇5日◇ナゴヤドーム

 49歳25日の中日山本昌投手が球界最年長勝利を挙げた。今季初先発し、5回5安打無失点。阪急浜崎真二が50年にマークした最年長出場と最年長登板、最年長先発のプロ野球記録(いずれも48歳10カ月)をまとめて更新した。

 攻撃陣が山本昌を大援護した。4回2死満塁で藤井が2点適時打を放ち先制点をプレゼント。6回は代打小笠原道大内野手(40)が「昌さんのために1点でも多い方がいい」と3点目を右前に運んだ。さらに谷繁元信兼任監督(43)も押し出し四球で4点目。7回にも森野が「何点あってもいい」と藤井と連続タイムリーを決め勝利を決定づけた。谷繁監督も7回から抑え捕手としてマスクをかぶり、「みんなつっこみました」と、投げては大量得点差でも又吉と福谷を投入する鉄板リレー。マサに全員でつかんだ勝利だった。