<DeNA2-3ヤクルト>◇11日◇横浜

 DeNAは、またしても借金4の壁を破れなかった。お得意さまのヤクルトに逆転負けし、連勝が3でストップ。中畑清監督(60)も厳しい表情で「(連勝が)止まっちゃったな。ちきしょう~。勢いのあるチームが淡々とやられてしまったことは大反省!」と悔しさをあらわにした。

 借金を4に戻して迎えた試合は6連敗。どうしても3に減らせない。「4の壁はすごい大きいな」とこぼしたが、それ以上に気掛かりなのが、湿り気味の打線だ。今カードは久保、山口の連続完封で勝ち越したものの、3戦連続のチーム5安打で、奪った得点は計7点。この日も6回以降は二塁すら踏めず、見せ場なく“淡々と”敗れた。同監督は「看板の点を取れるオーダーになりつつあって期待してるけど。うちの顔に結果が出ないと、もうひとつ勢いがつかない」と中軸を担うグリエル、筒香、ブランコに奮起を求めた。

 阪神も敗れたため、3位とのゲーム差は3・5のまま。今日12日からは敵地で首位巨人に挑む。「ジャイアンツに勝って(借金3への)チャンスをつくれたら全然違う。バタバタしてもしょうがない。まっしぐらに頑張ります」と気合を入れ直していた。【佐竹実】