オリックスの今季の躍進を支えた首脳陣から、長内孝打撃コーチ(57)、古久保健二バッテリーコーチ(50)が、一身上の都合でこの日までに退団を申し入れ、了承されたことが15日、分かった。長内コーチに代わる打撃コーチとして、ヤクルトのヘッドコーチを務め、契約満了のため今季限りで退団した佐藤真一氏(49)を招へいすることも明らかになった。バッテリー部門も後任を探しており、早急に決定することになる。

 佐藤氏は92年のドラフトでダイエー(現ソフトバンク)に入団。96年にヤクルトに移籍し、05年限りで引退後は指導者となり、09年から1軍打撃コーチ(11年から作戦担当兼任)などを歴任、今季はヘッドコーチとして小川監督を支えてきた。

 森脇監督とはダイエー時代からの旧知の仲で、気心も知れている。オリックスは、前日14日にCSファーストステージで日本ハムに敗れ、全日程終了したばかり。15年は新たなコーチも加え、悲願のリーグ優勝、日本一を目指す。