侍ジャパンでも4番を務める日本ハム中田翔内野手(25)が、オリジナルチームを結成し、全日本クラブ野球選手権を制した茨城ゴールデンゴールズと対戦することが13日、明らかになった。地域活性を狙ったプロジェクトの一環で、呼びかけに応じた広島菊池、西武岡田らも参加予定。プロ野球選手とトップアマチュア選手の異例の“ガチンコ勝負”となる。

 異色のマッチアップが実現する。日本の主砲としてMLBオールスターとの対決を終えた直後となる今月29日、中田が次なる相手に選んだのは、片岡安祐美が監督を務めるクラブチームの茨城ゴールデンゴールズだった。敵地である茨城の土浦・川口運動公園野球場に乗り込む。地方創生を狙った企画で、中田も「地域を盛り上げるという意味でのイベント。ファンの人たちに喜んでもらえたらうれしい。楽しくできればいいかな」と、親交のある他球団選手にも声を掛けてメンバーを集めている。

 過去にはオフのイベントで、阪神やロッテが「たけし軍団」と対決したこともあるが、軟式球を使った“お遊び”に近かった。だが今回は、硬式球を使用する“本気勝負”。負けず嫌いの中田は、早くも気合十分だ。同日には野球教室も行う予定で、茨城が大盛り上がりとなりそうだ。