日本ハム栗山英樹監督(53)が16日、来春の沖縄・名護キャンプで討論型ミーティングの導入を検討していることを明かした。この日、鎌ケ谷で高卒5年目までの若手対象の講義が終了。最終日は「プロ野球選手とは」というテーマで各選手が意見を出し合う討論会だった。活発な意見交換を目の当たりにし、手応えを感じた。「1軍キャンプでも、できないか」と全選手を対象に実施したい考えだ。

 新たな発見を模索することが狙いだ。米ハーバード大の授業の様子が収録された番組「白熱教室」からヒントを得た。学生が議論の中で知識や視野を広げる姿を選手に重ねた。「例えば『ファウルとは』とか。投手だけでなく全員で考える。みんなが安定して活躍するために」とチーム力向上のための一案を披露。実現へ向けプランを練っていくことになりそうだ。