楽天の星野仙一シニアアドバイザー(SA)が28日、海外FAでメジャー移籍を目指す阪神鳥谷敬内野手(33)に残留を勧めた。大阪で個人後援会「大仙会」のパーティーに出席。トークショーで、鳥谷について「マイナーでもチャンスをつかもうというなら別だが、内野手は苦労する。肩が違うから、やれても三塁か二塁。打撃もバットコントロールだけじゃ。阪神に残った方がいい」と、元阪神SDとして率直な助言を口にした。

 鳥谷は、スコット・ボラス氏を代理人として、メジャー移籍を目指している。26日には都内で開催された「NPB

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 2014」に出席。「何を言われて変わるわけではない」と、このオフの公の場で初めてメジャーにかける思いを明かしていた。

 また、楽天星野SAは和田監督についてもコメント。「阪神は戦力が整っているから(来季は)覚悟を決めれば結果は出るはず」と語った。今オフのドラフトでは「生え抜きのバッターが少ないので(ドラフトで巨人1位の)岡本を取って(いれば)良かった」とも話した。