次はホームラン王だ!

 ソフトバンク内川聖一外野手(32)が本塁打王獲得を新たな目標に掲げた。26日、地元テレビ局RKB「今日感テレビ年末スペシャル」にゲスト出演し、RKBラジオ「インサイト正月スペシャル」(1月1日午前7時)の収録にも参加。「今年は日本シリーズでMVPをもらったが、来年は何かタイトルがほしい。欲を言えば本塁打王をとりたい。ホームランは野球の華ですから」と語った。

 10年オフに横浜からFA移籍した安打製造機。本拠地が広くなった中でも昨年は自己最多の19本、今年も18本と、本塁打を増やしてきた。「前よりも進化しているし、(本塁打王に)近づいていけている気持ちもある。3割を打ちながら本塁打も30本打ちたい」と、8年連続打率3割とともに、30本塁打をターゲットに加えた。

 くしくもこの日、ヤフオクドームの改修が発表された。外野に新たにスタンドを設置することで、右中間、左中間へは距離が縮まる。フェンスも低くなり、打者にとっては本塁打の大きなチャンスだ。「そこに乗らない手はない。いろんなタイトルがあるが、本塁打を打てる人は花形。子供のころって皆、絶対に本塁打を目指したでしょ」と、まくしたてた。

 08年に首位打者、最多安打、最高出塁率、11年に首位打者、12年にも最多安打のタイトルを獲得してきた。本拠地改修も味方につけ、本塁打王という新たなタイトルを狙う。【福岡吉央】